BUSINESS事業紹介

畜産副産物 
需給安定体制整備事業

畜産副産物 需給安定体制整備事業

牛と豚・鶏の原料を畜種別に完全分別して処理し、安全かつ安定した油脂製品・ミール製品を供給するために国と一体となって設備整備を推進する事業。

平成13年9月10日に国内で発見されたBSEは、私どもレンダリング業界において大きな影響を与えました。牛の全頭検査や特定部位の除去といったBSE対策が国策として取られる中で、レンダリング業界にも原料を畜種別に分別して処理するという行政指導に基づき、弊社では原料保管から処理まで各畜種別のラインを整備、処理における双方の原料の混入を未然に防ぐ体制を確立いたしました。

食用油脂製造事業

食用油脂製造事業

食用牛脂、食用ラード原油、あるいはペットフード原料として利用再生する事業。

牛および豚の脂肪(ハラ脂、カット脂)を牛・豚畜種別に分けてレンダリング(加熱・圧搾)処理し、油脂は食用牛脂、食用ラード原油として、固形分(肉かす)はミートミールとしてアミノ酸業界、またはペットフード業界の原料として使用されます。

ミートミールは平成19年12月4日付でペットフード向けの利用が解禁され、弊社も平成20年2月27日に確認申請認可が下り、現在大手ペットフードメーカーの皆様に高い評価をいただいております。

バイオマス燃料
製造研究開発推進事業

バイオマス燃料製造研究開発推進事業

外食産業・食品工場より回収した廃食用油脂を、工業用・燃料用油脂として再生する事業。

廃棄される油脂資源を有効に活用することによって新種商品の開発や、新たな利用法を発見しコスト削減、循環型社会へのシステム貢献を目指しています。

EUやアメリカにおいては、環境問題・エネルギー政策・農業振興等の観点から、新エネルギーとして動植物由来のエネルギー開発に力を入れています。特にバイオディーゼル燃料(BDF)は、菜種油・ヒマワリ油・大豆油・パーム油等を原料として精製・製品化し、軽油等の代替燃料として、軽油等に混合して車の燃料として使用されています。

一方、我が国では、植物性油原料の大半を輸入に依存していることから、植物性原料からのバイオディーゼル燃料の拡大は難しい状況です。現在は、廃食用油によるバイオディーゼル燃料の精製が実用されてきてはいますが、昨今の世界的なバイオ燃料化の動きで原料自体が高騰、製品化コストも含め、採算性の問題もあります。

弊社ではこのような状況から、廃食用油はもちろんのこと、それ以外の原料からの燃料化を実現し、燃料用油脂として生産しております。廃棄される油脂資源を有効に活用することによって新種商品の開発や、新たな利用法を発見しコスト削減、循環型社会へのシステム貢献を目指しています。