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BSE対策の再評価に関するリスク評価を諮問
厚生労働省は昨年12月19日、「BSE対策の再評価に関するリスク評価」を食品安全委員会に諮問しました。主な内容は以下の通り。
1.現行のBSE検査対象月齢「21ヶ月齢以上」を「31ヶ月齢以上」とした場合のリスクの比較。
2.米国、カナダ産牛肉の輸入条件を「20ヶ月齢以下」から「30ヶ月齢以下」とした場合のリスクの比較。
3.輸入を禁止しているフランス、オランダ産の牛肉を「輸入禁止」から「30ヶ月齢以下」とした場合のリスクの比較。
4.国内措置、国境措置におけるSMR(特定危険部位)の範囲について頭部、脊髄、せき柱を現行の「全月齢」から「30ヶ月齢超」に変更した場合のリスクの比較(扁桃、腸は現行の「全月齢」のまま)。
5.これら一連のリスク評価を終えたあと、国際的な基準を踏まえてさらに月齢の規制閾値(限界値)を引き上げた場合のリスク評価。
今後、食品安全委員会はリスク評価を経て、安全性が科学的見地に基づいて確認された場合に、厚労省に月齢見直しなどの答申を行う予定。さらに厚労省は牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則を一部改正する省令の交付、改正省令の施行などの手続きに入る。