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BSE陽性牛が減少

 欧州委員会が公表したBSE発生状況の資料によると、2010年のBSE陽性牛の頭数は45頭で、2009年の67頭より33%減少し、100万頭あたりの発症率は0.06%に減少した。発生国はスペイン、フランス、アイルランド、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、イギリスだった。

 同委員会は2010年7月、今後5年間の伝達性海綿状脳症(TSE)対策の方針となる第2次TSEロードマップを公表。それに基づくBSE関連対策は、特定危険部位(SRM)、飼料規制、BSE監視、BSE患畜同居牛の処分が示されている。また、今回の公表結果はBSE監視の一環として実施されているBSEモニタリング・システムにより確認されたもので、健康牛は30ヶ月齢以上、リスク牛は24カ月齢以上のものについて検査されている。