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PEDでマニュアル作成等防疫強化対策

 農林水産省は6月6日、昨年10月以降、全国的発生が確認されている豚流行性下痢(PED)について今後の対策を決定した。

(以下、農林水産省HPより)
1 防疫対策の徹底

(1)PED防疫マニュアルの作成
PED防疫に関する検討会を6月以降開催し、国、都道府県、市町村や農家を含めた関係者の役割分担、消毒の具体的方法など疾病発生時の対応のあり方等を明記した総合的な防疫マニュアルを9月目処に作成する。その中で、本病のまん延防止の成功事例を示し、関係者と共有する。

(2)飼養衛生管理の徹底及び情報共有等
① 飼養衛生管理の徹底
家畜防疫員による飼養衛生管理基準の遵守状況調査の結果、不備がみつかった場合には、再度の立入検査等により同基準の遵守の徹底を図るよう、6月中を目処に周知する。また、遵守徹底の通知発出後、速やかに、発生農場を中心に立入検査を実施する。

② 早期通報の徹底
早期通報に資するため、農家が獣医師等の診療・指導を受けるべきかについて、その基準を明確化し、防疫マニュアルに明記し、関係者に対して周知する。

③ 報告徴求の実施
都道府県が、農家から発生状況の報告を求める仕組み(家畜伝染病予防法第52条に基づく報告徴求)を(4)の「特別防疫対策地域」の指定と併せて活用することについて、防疫マニュアルに明記し、関係者に対して周知する。

④ 発生情報の共有
共有が必要な情報の内容や関係者の範囲に関して早急に検討を進めるため、6月に個人情報保護に関する条例等を含め、都道府県の実態調査を実施する。その上で、発生情報の共有に関する検討会を開催し、その結果も踏まえ、関係者間での情報共有のための方策について、防疫マニュアルに明記して周知する。

農林水産省 PED