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第68回プリオン専門調査会開催

 食品安全委員会は2月27日、第68回プリオン専門調査会を開催し、牛海綿状脳症(BSE)の国内対策見直しについて議論した。その結果、見直し評価にあたって整理すべき事項として6項目について起草委員を任命、併せて海外の資料を含めて各国のBSE発生牛群の資料を精査して、充分に慎重に審議をすすめること、また共通の認識を確認できた、と発表した。

 今回のプリオン専門調査会は

① BSE対策の見直し
② BSE対策に関する調査結果

の報告などについて審査。①の見直し議論の方向性ではこれまでの議論を整理、プリオン分布、発生感染状況、飼料規制、と畜場・リスク管理、CJD、非定型、の各分野に起草担当役員を置くことを決定した。②の調査結果に対しては、BSEプリオンの感染実験とその解析、ウシへの経口感染実験、BSE実権感染牛の径時的解析、英国BSEプリオン感染実験報告、ドイツの実験、さらにはBSEプリオン投与実験などが審査、委員から質疑応答を受けた。

また食肉のリスク評価では、国境措置としての月齢制限「現行の20ヶ月齢超から30ヶ月に移行した場合のリスク比較」、SRMの範囲では現行の「全月齢から30ヶ月齢超に移行した場合のリスク比較」などが討議された。