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協同飼料と日本配合飼料、経営統合で合意

日本経済新聞 平成26年3月25日電子版記事より抜粋→こちら

 配合飼料メーカーの協同飼料と日本配合飼料は25日、経営統合することで合意したと発表した。10月、横浜市に持ち株会社「フィード・ワンホールディングス」を設立し3年以内の完全統合を目指す。資本金は100億円。社長に日本配合飼料の山内孝史社長、会長に協同飼料の弦巻恒三社長が就任する。

 2013年11月に経営統合を検討すると発表していた。両社ともに14年3月25日の取締役会で統合合意書を締結した。それぞれ6月27日の株主総会を経て、持ち株会社の完全子会社になる。9月26日付で両社は上場廃止になる見通しで、10月1日に持ち株会社が株式を東京証券取引所に上場する予定。

 13年3月期の連結売上高は協同飼料が1272億円で日本配合飼料は865億円。単純合算で2千億円を超え、全国農業協同組合連合会に次ぐ、民間1位の飼料メーカーとなる。

 国内人口の減少や円安による輸入原料高などさらなる競争激化が予想されるが、原料調達の効率化や海外展開を加速することで対応する。「規模拡大でより多様なニーズに対応できるようになる」(日本配合飼料)としている。