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CSFの拡散防止

農林水産相は先ごろ、今後の野生猪に関するCSFへの対応について、専門的、技術的検討を行うため、「食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第59回牛豚等疾病小委員会」と「第5回CSF経口ワクチン対策検討会」合同会議をウェブ会議で開催した。

野生猪対策の目的は野生猪における豚熱(CSF)の感染拡大を防ぎ、その後の正常化を目指すことで、2019年3月から開始した経口ワクチン散布は1年が経過し一定の効果が確認されている。CSFの全国的な拡大を防ぐとともに、感染地域における環境中のウイルスの濃度の低減のため、捕獲及び監視とともに、引き続き総合的な対策を講じるべき、といったことや、家畜伝染病予防法を改正し、CSFまん延防止のための野生動物への経口ワクチン散布などの対策を安定的に行えるよう、新たに法律に位置付けされるべき、などの意見があった。また、今後も専門知識を持ったうえで活動できる人材の育成を強化することが必要、といった出席委員からの指摘があがった。