レンダリングシステム:レンダリングとは


油を絞る、搾油するという語源から出てきたと言われている。

昔の屑骨肉におけるレンダリング処理とは湯煎であった。大きな鍋で屑骨肉を湯上げ、浮いた油を抄い取り、煮汁はニカワとし、残った固形物を野積天日乾燥する方法である。

次に出てきたのが圧力釜で屑骨肉を5~6kの蒸気圧で蒸し、煮汁を排出、煮詰めニカワとし、油を分け、固型物は天日乾燥する方法であった。

上記2つの方法は、煮汁を煮詰めることと固形物の乾燥に手間暇がかかり、効率も悪いことから横型の回転2重圧力釜が考案された。このバッチクッカーは釜の中を減圧し効率よく水分を除去、完了排出後、油・固形物は受槽で分離、残った固形物を油圧プレスで脱油、粉砕し、ミートボンミール・ミートミールとなった。

現在ではこのバッチクッカータイプを発展改良した連続密閉処理方式が開発され、大手レンダラーで採用されている。


RENDER

レンダリングの歴史 >