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牛レバーから腸管出血性大腸菌O157検出
輸入冷凍牛レバーからの腸管出血性大腸菌O157の検出について
牛の肝臓(レバー)内部に食中毒の原因となるO(オー)157など腸管出血性大腸菌がいることを初めて確認した厚生労働省の調査結果が20日、専門家らによる審議会に報告された。157頭のうち6%の10頭が菌に汚染されていた。厚労省は1月中にも審議会を開いたうえで、レバーの生食を禁止するかどうか決める方針。
*O157とは
腸管出血性大腸菌の一種。主に腸内にいて、少量でも食中毒の原因になる。ベロ毒素をつくり、出血を伴う腸炎を発症させる。重症化すると、脳症を引き起こし、死亡することもある。1996年には堺市で集団食中毒を引き起こした。O111やO26などの腸管出血性大腸菌による食中毒患者の9割を占め、2010年までの10年間で2599人が発症、10人が死亡した。75度で1分間以上加熱すると死滅する。