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17暦年度の配合飼料生産前年実績上回る気配

 (視点)飼料通信 平成29年12月22日号より抜粋

 10月度の配・混合飼料生産量は、204万㌧強を記録して、前年同月比103.2%を記録した。同月は養鶏用の同103.6%に続き、養豚用同101.6%、乳牛用同103.3%、肉牛用同103.5%と各畜種とも好調な生産となっている。
 この結果、1-10月の累計生産量は1,947万1,000㌧となり、前年同期比で100.5%と前年実績を上回っている。今年度の月間生産量は2月に同95,8%、4月に94,6%と大きな落ち込みとなったが、残り8カ月は前年実績を上回る生産を確保できている。 
 畜種別では、養鶏用が前年同期比101.5%と大きく伸び、特に、育すう用飼料は102.5%と大きく伸び、今後の養鶏全体の伸びを予想させている。養豚用は同98.5%、乳牛用同99.7%と前年実績を下回っているが、肉牛用は100,7%と前年実績を小幅上回っている。
 今年度も残り一週間強となったが、11月、12月も好調な配合飼料生産が見込まれ、12月後半は1-3月渡しの配合飼料価格引き上げも予想されており、仮需が入るとみられるだけに2017暦年度(1月-12月)の生産量は前年度に引き続き前年実績を上回ることは確実と見られている。