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カンピロバクター食中毒多発

 厚労省 鶏肉生食に注意

生・半生・加熱不足の鶏肉によるカンピロバクター食中毒が近年多発している。5月には野外イベントで提供された鶏肉で、875人もの患者が発生し、厚生労働省は飲食店への指導を強化している。年末の最需要期を迎え、生食規制の動きが強まれば伸長する鶏肉消費に水を差すことにもなりかねず、飲食店や消費者に十分な加熱など予防を徹底するよう、鶏肉卸・小売販売サイドからも注意喚起していくことが必要だ。

 カンピロバクターは、鳥や牛などの家禽や家畜をはじめ多くの動物の腸管内にいる細菌。人が摂取すると少量の筋数でも食中毒を発生するが、乾燥に弱く、通常の加熱調理で死滅する。

(食肉通信 平成28年11月15日号より抜粋)