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最終治療薬効かぬ耐性菌

 食肉から都内で検出 医療現場へ拡大警戒

 薬が効かない耐性菌の「最終治療薬」とされる抗生物質コリスチンに対し体制のある大腸菌が、東京都内で販売された豚肉や鶏肉から検出されたことが、都健康安全研究センターの調査で24日に分かった。 
 コリスチンへの耐性菌が国内の食肉から見つかったのは初めて。ただ今回の大腸菌は、他の抗菌薬は効き目があった。研究チームは「加熱すれば食用に問題ない。医療は介護の現場などへの広がりに注意が必要だ」と警告している。

(日本経済新聞 平成28年11月25日号より抜粋)