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日本畜産物輸出促進協国際食品・飲料展出展まとめる

 日本畜産物輸出促進協議会(事務局=(公社)中央畜産会)は4月3日、3月7日から10日まで、千葉県千葉市・幕張メッセにおいて開催された国際食品・飲料展「FOODEX JAPAN 2017」に、日本畜産物を出展した結果をとりまとめた。
 FOODEX JAPAN への日本畜産物の出展は初めてのことで、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、牛乳・乳製品の5品目をオール畜産・オールジャパン体制で行われた。出展された目的は、日本畜産物の輸出促進と販路の開拓に向けて、日本畜産物の「高品質」とそれを支える「本物・おいしさ・鮮度・安全性」を体感すること等とされた。
 同協議会ブースには、連日多くの人が訪れたとともに、5品目の試食・試飲・調理実演等のプロモーションが実施された。また、海外からの業者・バイヤー等を対象に、アンケート調査が実施された。

 牛肉(料理)については、すき焼きとミニステーキは、7割以上が「美味しい」と回答(とてもおいしいと美味しいの合計)した。また、「将来的に取り扱ってみたい」とした回答が5割近くを占めた。 
 豚肉(料理)については、約9割が「美味しい」と回答(とても美味しいと美味しいの合計)した。また、「将来的に取り扱ってみたい」とした回答が(すぐにでもと条件が合えば)を合わせ、5割を超えた。さらに、日本産豚肉に対するイメージは、「高品質」が49.4%と最も高く、ついて「安全・安心」が35.5%と品質と安全性が高く評価されていることが示された。
 鶏卵と牛乳・乳製品については、「今後、飲食したい」とした回答がそれぞれ90.0%と74.3%となり、日本産を一度食べると、リピーターになる可能性が高いことがうかがえる。 
 日本畜産物輸出促進協議会事務局は、こうしたアンケート調査からは、これまでに日本畜産物を飲食したことがあることが予想以上に多かったこと。味等についても高い評価であったこと。このことから、日本産畜産物は、今後、さらなる輸出と海外での消費拡大の余地があることが裏付けられたとした。

(日刊毎日経済通信 平成29年4月6日号より一部抜粋)