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岐阜県で三例目豚コレラ感染

岐阜県で三例目豚コレラ患畜確認防疫対策強化へ
農水省は5日、岐阜県美濃加茂市の岐阜県畜産研究所において豚コレラの患畜が確認された、と発表した。今年9月に岐阜市で感染が確認され、11月にも二例目が確認されており、今回で豚コレラの豚への感染確認は三列目となる。

今年3日に岐阜県畜産研究所から、飼養豚が食欲不振などの症状を示しているとの通報を受け、岐阜県中濃家畜保健衛生所による立入検査を実施した結果、4日、岐阜県中央家畜保健衛生所の検査により豚コレラの疑いが生じたため、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門で精密検査した結果、5日に患畜であることを確認した。これを受けて同省では、豚コレラ防疫対策本部を開催して追加の対策を含め対応策を決めた。新たに追加された項目は以下のようになっている。1.九通のと畜場を利用する等、発生施設と関連のある7農場の監視及び野生動物の感染確認を徹底すること、2.農場の消毒や野生動物の農場への侵入防止等の飼養衛生管理基準の遵守に関する指導を改めて徹底すること、3.県の精密検査の結果と、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門の精密検査の結果が異なったことを踏まえ、同部門の専門家を派遣して検査を支援すること。

岐阜県美濃加茂市の三例目豚コレラ感染503頭殺処分
岐阜県で3例目の豚コレラ感染が確認された。県によると豚コレラ患畜が確認されたのは美濃加茂市の岐阜県畜産研究所で、飼養されていた繁殖豚67頭、子豚436頭の合計503頭は、6日午前0時21分に殺処分完了した。県では、農場周辺4か所に消毒ポイントを設置、2か所で交通規制を実施している。また、搬出制限区域内の3~10㎞内の5農場、飼養頭数8,978頭に移動制限を掛けている。尚、これまでの岐阜県内で野生イノシシから豚コレラウイルス感染が確認されたのは66頭に上っている。

飼料通信 2018年12月7月号より抜粋