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中国が日本産牛肉の禁輸一部解除

中国メディアは23日、中国が牛海綿状脳症(BSE)発生を理由に2001年から輸入を禁止している日本産牛肉について、禁輸措置を一部解除したと報じた。
23日には安倍晋三首相が日中韓首脳会談出席などのため中国入りし、来春には習近平国家主席の訪日も予定され、日中関係改善をアピールする狙いもありそうだ。

中国税関総署と農業農村省は19日付の公告で、リスク評価の結果、「生後30カ月以下の日本産牛の骨なし肉」の禁輸措置を同日付で解除すると発表した。
検疫体制などの詳細は別途定めるとしている。

日中両政府は11月、日本産牛肉の対中輸出再開の前提となる動物衛生・検疫分野の協定に署名した。
日本の農林水産省によると、実際に日本から輸出を再開するには食肉の安全基準や、処理施設の認定など細かなルールを両国間で詰める必要があり、なお時間がかかる見通しだ。

(2019年12月23日 毎日新聞ウェブ版より抜粋)