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止まらない家畜の疫病発生

3か月ぶりに豚熱 年末年始も鳥インフル確認
昨年12月25日に山形県鶴岡市の豚肥育農場(1327頭)、三重県伊賀市の豚一貫農場(7026頭)で相次いで豚熱の患畜が確認された。9月26日に群馬県高崎市で発生して以来、約3ヵ月ぶりの発生で、再び豚熱の蔓延が懸念されてきた。
一方、西日本中心に感染が拡大し、昨年12月24日には千葉県内の大型採卵鶏農場で東日本でも今シーズン初確認された鳥インフルエンザは、年末年始にも発生が継続し、12月30日に今シーズン国内33例目が宮崎県小林市の肉用養鶏場(約15.4万羽)で発生。
年明けすぐの1月2日には、岐阜県美濃加茂市の採卵養鶏農場(約6.8万羽)で今シーズン国内34例目が確認された。
2020年は全体的に新型コロナウイルスの感染拡大に振り回された年だったが、畜産業界では鳥フル、豚熱と家畜疾病の終息が見えず、むずかしい展開で年をまたぐこととなった。

(食肉通信 2021年1月12日号より抜粋)