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「ペットフード用飼料の安全性の確保に関する法律」について

6月11日におこなわれた参議院本会議において環境・農水省が国会に提出していた「愛がん動物用飼料の安全性確保に関する法律案」が、可決され新法として成立した。1年以内で施行されるとされている。

同法律は、ペットフード(愛がん動物)用飼料の安全性の確保を図り、ペットの健康を守り、動物の愛護に寄与するために、環境・農水省が成立を目指していたものである。

アメリカでは、中国産のペットフードによって犬・猫が大量に死亡する事故が発生したことをうけて、国内でも年々ペットの飼育数が高まり、同時にペットフードの産業規模が拡大する中で、ペットフードを原因とする事故の発生が懸念されていることが、法規制導入の背景にあった。

【法律案の概要】

(1) ペットフードの製造方法などについての規準、成分についての規格を定め、その規準、規格に合わないペットフードの製造、輸入、販売を禁止

(2) 有害な物質を含むペットフードの製造、輸入、販売の禁止

(3) 環境・農水省は、規準や規格に反するペットフードが販売された場合、廃棄、回収命令を実施する

(4) ペットフードの製造業者、輸入業者は、環境・農水省に届出が必要

(5) ペットフードの製造業者、輸入業者、小売を除く販売業者は、販売したペットフードの名称、数量等を帳簿に記載することが必要

(6) 環境・農水省による、ペットフード製造業者などへの立ち入り検査などの実施

 

以下、農林水産省ホームページより
http://www.maff.go.jp/j/council/sizai/siryou/19_18/pdf/ref_data3.pdf