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牛肉骨粉の飼料使用の第一歩となるか?

BSE関連の規制が始まった直後より指摘され続けていた問題点が、平成23年4月15日付け消費・安全局長通達で、動物由来の飼料利用についての改正がようやく認められました。

この改正の遅れにより、わが業界からみた経済損失は100億円以上にのぼる。

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農林水産省は消費・安全局長名で「飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令の規定に基づく動物由来たん白質及び動物性油脂の農林水産大臣の確認手続きについて」の一部改正について発表しました。つまり、利用再開されていない牛・豚共用のと畜場の製品の飼料利用を条件付きで再開するということです。

今回の一部改正では、BSEの発生防止を図りつつ、未利用の畜場副産物の有効利用をすすめるために、

1.豚エキス工場、豚・家きん共用カット場、鶏卵を含む魚すり身工場等、
2.処理工程は分離されているが、作業員の更衣室等が共用のため、作業員の靴等を介した交差汚染の懸念から、利用再開されていない牛・豚共用のと畜場、

について、条件を定め飼料利用を再開すること、ということになります。施行は4月15日から実施されています。