製品情報:ミール


生化学検査

イメージ写真


検出項目 牛由来タンパク質
(Ruminant Troponin I)
病原性細菌
(サルモネラ属菌)
試験方法 ELISA1)
(MELISAーTEKTM)
PCR2)(クオリバックスTM
システム)
目 的 BSE感染防止策の一つとして、PCMに牛由来組織が混入していないことを確認する。 食中毒の原因となるサルモネラ属菌に、PCMが汚染されていないことを確認する。
信頼性 1986年にアメリカ合衆国農務省のFSIS(Food Safety and Inspection Servce)によって開発されたCMSE(Cookd Meat Species ELISA)を補完して作製されたものであり、独立行政法人FAMIC(旧 肥飼料検査所)における標準検査法の一つにもなっている。 クオリバックスTMシステムは、特にサルモネラ属菌の検出については、そのスクリーニングの正確性と簡便性からAOAC international、USDAーFSIS、Health Canada、及び日本の厚生労働省など、多くの国の政府もしくは公的検査機関に承認、使用され、高い評価を得ている。
特 色

MELISA−TEKTMでは、特に反芻動物の筋肉組織に存在するタンパク質であるTroponin Iを認識するモノクローナル抗体を使用する。Troponin Iは熱や圧力に対し安定な性質をもつタンパク質であるため、高温高圧の極端な条件で処理されたPCMにおいても、混入している牛由来組織の検出が可能となる。また、その抗体の特異性は非常に高く、豚や鶏の組織は勿論、反芻動物における異なる組織(乳、血液、ゼラチンなど)を陽性検出しないことが確認されている。

クオリバックスTMシステムは、簡便、迅速かつ正確に、サルモネラ属菌の検出を行うことができるように構成されている。そのような特性を裏付ける特徴として、(1) PCRに必要な酵素、試薬等が一つの錠剤になっていること、(2)増幅されたDNAを、電気泳動ではなく、蛍光色素(既に錠剤に含まれている)で検出できること、(3)PCRを行うサーマルサイクラーと、蛍光色素を検出するディテクターが一体化されていることが挙げられる。これらに加え、このシステムにおけるサルモネラ属菌の検出に関する特異性は、190種を超えるサルモネラ属菌で100%陽性、30種を超える類縁菌で100%の陰性が示されており、その信頼性は非常に高いと言える。