MEALミール
くず肉、内臓、骨などに熱を加えて
脂肪を除き、圧縮させ細かく砕いた粉末
ミールとは、牛や豚、鶏などのくず肉、内臓、骨などに熱を加えて脂肪を除き、圧縮させ細かく砕いた粉末のことを呼びます。安価で栄養価が高く、タンパク質、カルシウム、リン脂質が豊富に含まれています。更に加熱滅菌処理されるため衛生上問題はありません。現在、当社のミール製品は、原料の種類毎に3つに区分されます。
ポークチキンミールPCM
豚及び鶏を原料としたミールのことを呼びます。タンパク質、ビタミンB−I(チアミン)、B−2、B−12、およびカルシウム、鉄分、亜鉛などが多く含まれています。その中でも消化吸収性の高いものを製品として扱っています。主に養殖用肥料や家畜用の配合飼料に使われています。
PCMは、新陳代謝の促進し、良質なアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素を効率よく供給できる原料として注目されています。
弊社の豚・鶏原料由来のポークチキンミール(=Pork Chicken Meal)は粗蛋白質50%以上、粗灰分35%以下、油脂分10%前後等の成分を有し、良質のアミノ酸のみならず、リン、カルシウム、リホブラミン、パントテン酸、ニコチン酸、ビタミンB12等、動物性蛋白源として優れた効果をもっております。またサルモネラフリー(エライザフリー)として大変高い評価をいただいております。
農水大臣確認を取得後、平成18年7月より販売が可能となり、厳格な分別処理ラインにて生産されたPCMは良質の動物蛋白として使用されております。 牛由来タンパク(Ruminant Troponin)フリーとして厳格な品質管理を実現、蛋白質、アミノ酸のみならず、エネルギー源と良質なミネラルを供給します。これらはおもに、鶏、豚への配合飼料に使われます。
主な効果として
- 新陳代謝の促進
- 必須アミノ酸の供給
- 高リン含有
- 高消化のリジン源
- 必須脂肪酸の供給
などがあげられます。
ミートボンミールMBM
牛骨を含んで精製されるミールのことを呼びます。牛骨を含んでいる分、嗜好性や栄養素的にはPCMより優れていると考えられていますが、BSE感染の問題があるため、
このような反芻動物の組織を用いたミールの流通、使用が禁止となっておりました。
しかしながら飼料工場のA飼料及びB飼料の区分けが明確化され、死亡牛や牛特定部位の分別処理が徹底され原料への混入が無くなったことから、大臣確認認可を経て飼料用としての使用が復活となりました。
以前は国のBSE対策により2001年10月より、牛原料由来のものについては流通販売禁止状態が続いており、全量が焼却処分されておりましたが、2024年12月より牛原料由来のミートボンミールも飼料用動物性蛋白として使用可能となりました。
また現在もミートボンミール (=Meat and Bone Meal)は一部、国の政策によりセメント工場において石炭の代替燃料になり、セメントとしてリサイクルされております。
これはエネルギー回収方法をなすだけでなく、石炭を「カーボンニュートラル」な燃料で置き換えることによって正味温室効果ガス排出量を減らします。カーボンニュートラル燃料は、 バイオマスに由来する燃料です。燃焼によって放出される炭素は有機物の成長中に大気から吸収されたものであるため、こうした燃料はカーボンニュートラルとみなされます。 また、高温での処理は、BSEプリオンの非活性化面で最良の結果をもたらすことが判明しています。もう1つの利点は、結果として生じる灰が最終製品のセメントに組み入れられることです。 したがって、最終的にごみ埋立地行きとなる固形廃棄物の量が減少します。
ミートミールMM
食用に供される牛・豚の内蔵脂肪・皮下脂肪・背脂等厳選された脂肪部位のみを粉砕したものの総称をミートミールと呼びます。これらは、骨を含んでいるMBMと区別をしています。成分の大部分をタンパク質で占めており、ビタミンB12、ナイアシン及びコリン等のビタミンB群を豊富に含んでいます。 弊社のミートミールは、高い製造技術によりタンパク含有量が80%前後と高く、ペットフードの原料として使用され大手ペットフード会社の皆様に高い評価を頂いております。
ミール製品代表例TYPICAL EXAMPLE
| 品名 | ポークチキンミール PCM |
ミートボンミール MBM |
ミートミール MM |
|
|---|---|---|---|---|
| 数 値 |
水 分 | 5〜6% | 5〜6% | 5〜6% |
| タンパク質 | 52以上 | -- | 75%以上 | |
| 灰 分 | 24〜28% | -- | 4〜6% | |
| 油 分 | 12%前後 | 12%前後 | 12%前後 | |
| ペプシン消化率 | 80%以上 | -- | -- | |
| 牛由来タンパク質 | 陰性 | -- | -- | |
| サルモネラ | 陰性 | -- | 陰性 | |
分析試験ANALYSIS
| 分析項目 | 水分 | タンパク質 | 灰分 | 油分 | ペプシン消化率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 試験方法 | 常圧加熱減量法 | ケルダール法 | 乾式灰化法 | エーテル抽出法 | 人工消化法 |
| 飼料分析基準 | 飼料分析基準 | 国際基準(ISO) | 飼料分析基準 | 飼料分析基準 | |
| 定義 | 加熱減量方法の実施は加熱減量を水分としている。水分を蒸発させて、その減量から値を求める。 |
ケルダール法は直接タンパク質を定量するのではなく、試料中の窒素量を定量しタンパク質に換算する方法である。 |
灰分は無機質量の総量であるが、純灰分のほかに有機物の燃え尽くさないで残存する炭素がある。 |
油は水には溶けず、エーテル等の有機溶媒によく溶けるので、試料をエーテルで処理すると 試料中の脂肪分は、エーテル内に溶出し油分を求める。 |
ペプシン消化率はタンパク質の栄養価(消化率)を求める測定法として用いる。 ペプシンという消化酵素を用いて人工的に消化を行う。 |
| 分析操作 | 試料を規格の方法に基づき135±2℃で2時間乾させ質量を測定する。 |
窒素全量を定量し、これに6.25を乗じて得たものをタンパク質としている。正確に検出できるのはアミノ態窒素又は3価の窒素に限られる。試料を硫酸と混ぜて加熱し、発生するアンモニアの量を滴定によって定量する。 |
灰分を定量するには、試料の一定量を550〜600℃の温度で3時間加熱して灰化する。国際基準では、0.001gの単位まで正確に取って秤量することが決められている。 |
試料にエーテルを浸漬し16時間かけて抽出を行う。ろ過回収した溶液を加熱し、エーテルだけを蒸発させると溶解していた脂肪分が残留するのでこれを秤量する。 |
人工消化法は0.075規定の塩酸溶液にペプシンを0.2%の割合で溶解した酵素液で試料を45℃、16時間分解し、たん白質の分解率を測定する方法である。ペプシン消化率が高いほど栄養素を消化・吸収しやすいと考察できる。 |
| 主な使用機器 | 定温乾燥機 | Kjeltec ケルテック2300 ケルダール自動 蒸留滴定装置 |
ELECTRIC FURNACE TMF-2100(電気炉) | ソックスレー抽出器 | Kjeltec ケルテック2300 ケルダール自動 蒸留滴定装置 |
生化学検査BIOCHEMICAL TEST
| 検出項目 | 病原性細菌 (サルモネラ属菌) |
|---|---|
| 試験方法 | PCR2)(クオリバックスTMシステム) |
| 目 的 | 食中毒の原因となるサルモネラ属菌に、PCMが汚染されていないことを確認する。 |
| 信頼性 | クオリバックスTMシステムは、特にサルモネラ属菌の検出については、そのスクリーニングの正確性と簡便性からAOAC international、USDAーFSIS、Health Canada、及び日本の厚生労働省など、多くの国の政府もしくは公的検査機関に承認、使用され、高い評価を得ている。 |
| 特 色 | クオリバックスTMシステムは、簡便、迅速かつ正確に、サルモネラ属菌の検出を行うことができるように構成されている。そのような特性を裏付ける特徴として、(1) PCRに必要な酵素、試薬等が一つの錠剤になっていること、(2)増幅されたDNAを、電気泳動ではなく、蛍光色素(既に錠剤に含まれている)で検出できること、(3)PCRを行うサーマルサイクラーと、蛍光色素を検出するディテクターが一体化されていることが挙げられる。これらに加え、このシステムにおけるサルモネラ属菌の検出に関する特異性は、190種を超えるサルモネラ属菌で100%陽性、30種を超える類縁菌で100%の陰性が示されており、その信頼性は非常に高いと言える。 |